A3RTを使って日本語チャットボットを実装する

今回はGoolgle ColaboratoryとA3RTを使った日本語AIチャットボットの開発の仕方を解説します。Google ColabとAPIを利用することで5分程度実装が行えます。

まずはリクルート社が提供しているA3RTのAPIを利用するために下記のリンクからメールアドレスを登録して、APIキーを取得します。

A3RT

具体的な手順としては下記のようになります。

1.メールアドレスの登録
2.メールアドレスの認証
3.メールアドレスに送られてくるAPIキーの取得です。

APIキーが発行されると下図のようにメールアドレスにAPIキーが送られきます。この際空白部分などをコピーしないように注意しましょう。

APIキーの取得

次にGoogle Colabのメニューバーのファイルからノートブックを新規作成を選択して新しいノートブックを開きます。

新しいノートブック(Untitled.ipynb)が開けたら右上の接続ボタンを押して、ノートブックをクラウドに接続します。

接続が完了したら、一番上のセルに下記のコードをコピー&ペーストします。Google ColabではPythonの標準ライブラリよりも多くパッケージが事前インストールされており、今回はパッケージのインストールは必要ありません。

import requests

def talk_api(message):
    apikey = "ここにAPIキーを入れる"  #@param {type:"string",title:"キー入力"}
    talk_url = "https://api.a3rt.recruit.co.jp/talk/v1/smalltalk"
    payload = {"apikey": apikey, "query": message}
    response = requests.post(talk_url, data=payload)
    try:
        return response.json()["results"][0]["reply"]
    except:
        print(response.json())
        return "ごめんなさい。もう一度教えて下さい。"

def main():
     while(True):
         print("自分:", end="")
         message = input()
         print("BOT:" + talk_api(message))

if __name__ == "__main__":
     main()

実際にコードを貼り付けると下図のようになります。

次に右上の入力フォームに、先程取得したAPIキーを入力しましょう。

APIの入力が完了したら、セル左上の実行ボタン(三角のボタン)を押したらプロセスが始まり、AIチャットボットとの対話が始まります。

実行後に出現する下の入力フォームにメッセージを入れて実行エンターキーで実行してみましょう。

「こんにちは」とメッセージを投げかけて、相手からも「こんにちは」と返信が来たら無事にプログラムが動いているので、成功となります。
以上のような方法で約5分程度でチャットボットサービスのモックアップを作ることができます。

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