XSHELL IoT勉強会

XSHELL勉強会とは?

XSHELLではIoTや電子工作にちなんだ勉強会を定期的に開催しています。

理由は2つ。

1,XSHELLの社員研修の場所。 2,XSHELLとは「IoTの社会実装を実現する」会社だから。

弊社製品isaaxは、プログラマなら誰でも簡単にIoTの開発をできるようになるプラットフォームです。

しかし例えばウェブエンジニアなどの方がラズパイやIntel Edisonなどのシングルボードコンピュータを使って、なにかデバイスを作ろうと思うと電子工作的な作業が必要になります。

発光ダイオード一つ光らすにしてもアノードとカソードを間違えれば光りませんし、シングルボードコンピュータとセンサ類を繋ぐにははんだ付けや、少なくともブレッドボードなどが使えないといけません。

今あげたようなことは簡単に習得できますが、もう少し大掛かりなデバイスを作ろうとした場合、電気的な知識の欠如は致命的です。

つまり、当然のことなのですがハードとソフトの両方の知識が必要なのです。(これが案外、難しい…)

このミッションを達成するため、弊社にはハードのことが分かるソフトウェアエンジニアとソフトのことがわかるハードウェアエンジニアが所属しています。

勉強会を主宰している河野もそんなハードウェアエンジニアの一人です。

彼はOSS系の勉強会などを行なう「秘密結社オープンフォース」の総統で、オープンハードカンファレンスをはじめ、IoTLTなどで講演をしています。

弊社もオープンソースの思想にもとづき、誰でも参加でき、場所代や材料代しかかからない格安の勉強会を開催しているわけです。(いわゆる有料セミナーのようなものはやりません!)

今日はつい最近、秋葉原のナノラボで開催した「ESRテスタで電子工作入門! 555で音を鳴らす!」の勉強会で使ったKitPoshettoについてご紹介します。

KitPochetteとは?

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KitPochetteの元になったのは、Aliexpressで販売していたDigital ESR Meterというテスターの一種です。このテスターにはICソケットがついており、抵抗やコンデンサ、LEDなどを刺してボタンを押すと部品名、抵抗値などの数値、簡単な部品であれば回路図も知ることができます。

例えばこのテスターを使うと、抵抗の抵抗値を測り、コンデンサやLEDの極性を調べ、即座にブレッド上に回路を組んでいくことができます。

このテスターの特性を活かして、より電子工作入門者むけにブレッドボードなどを搭載してキットにしたのがKitPochetteです。

KitPochetteはESRテスターを除くすべての部材は誰でも簡単に手に入れられる部材によって組み立てられています。これから電子工作に挑戦したい人の手に渡り、自由にハックすることが出来る。そんなキットを目指して作成されました。

(後日XSHELLのウェブサイトにてESRテスターの販売先の紹介、レーザー加工用のパスデータの公開をするつもりです。ぜひ見てくださいね!)

デザインに関してはPocket Operator(Teenage Engineering社のミニサイズシンセ)などを参考にしました。キットとして、最小限の部材で誰でも組み立てられる。扱いやすく、チープでありながら親しみやすいデザインを目指しました。

今回の勉強会ではこのKitPochetteとタイマIC555を使って、LEDを光らせたり、スピーカーで音を鳴らしたりしました。やっていることはそんなに難しくないのに、やっぱり音がしたり光ったりすると楽しいですね!

弊社デザイナーも勉強会に参加し、改善点が見つかったようで「アップグレードしたKitPochetteを改めて作りたい」とのこと。

XSHELLは今後もこういった勉強会を定期的に開催していきますので、みなさんもぜひご参加ください。

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