より簡単になったセットアップ。Raspberry Pi Imagerを使う

Raspberry Pi(以下ラズパイ)のセットアップを行う際に欠かせないのが、SDカードを使ったOSイメージの作成です。これまで、WindowsであればWin32DiskImager、macOSやLinuxではddコマンドを使って行うことが多かったのではないでしょうか。

2017年ごろにリリースされたEtcherで、このステップは大幅に簡略化されました。イメージファイルを選択し、書き込み先のSDカードを指定するだけでOSイメージの書き込みが完了できるようになりました。実際、Etcherを使っている人は多いのではないでしょうか。

しかし、Etcherですら過去のものにしてしまいそうなソフトウェアが登場しました。それがRaspberry Pi Imagerです。Raspberry Pi ImagerはRaspberry Pi公式のイメージ焼き込みソフトウェアになります。

Raspberry Pi Imagerの使い方

Raspberry Pi ImagerはRaspberry Pi Downloads – Software for the Raspberry Piよりダウンロードできます。Windows/macOS/Ubuntu向けに実行ファイルが用意されています。ダウンロードして起動すると、次のような画面が表示されます。

CHOOSE OSをクリックすると、インストールするOSを選択できます。つまりイメージファイルのダウンロードが不要です。選べるのはRaspbian(フルまたはライト)、LibreELEC、Ubuntu(執筆時点では18.04/19.10.1/Core 18)が選択できます。もちろんそれ以外のOSを使いたい場合には、イメージファイルを指定することもできます。

この他、SDカードのフォーマットもできます。

OSを選んだら、次は書き込み先を指定します。これはもちろん予め用意したSDカードを指定することになります。

OSと書き込み先を選んだらWRITEボタンを押します。ダウンロードしながら書き込んでいるのか、処理は速いです。

完了した旨、ダイアログが出れば完了です。SDカードを取り外してラズパイにセットしましょう。

まとめ

Raspberry Pi Imagerはこれまで一番面倒だったともいえるラズパイのSDカード作成作業を一気に簡単にしてくれます。特定のOSにはなってしまいますが、イメージファイルのダウンロードすら不要なのはとても手軽です。これからラズパイを触ってみようと思う方は、Raspberry Pi Imagerの利用を強くお勧めします。

Raspberry Pi Downloads – Software for the Raspberry Pi

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