全世界で500万台(2020年4月現在)を突破したグローバルな教育用シングルボードコンピュータ「micro:bit」。micro:bitは開発環境のセットアップは一切不要で、ブラウザさえあればいつでもどこもで簡単にフィジカルコンピューティングを楽しむことが出来ます。
本書では「micro:bitを手にした子どもたちが、出来るだけ身の回りの物や100円ショップの物で遊び倒せる本」として全32作例を収録させて頂きました。
伊能忠敬もびっくり?一輪車+micro:bitで距離を測る
例えば「公園のジョギングコースの一周の距離を身の回りの物とmicro:bitで測って下さい」と言われたら貴方ならどうしますか?micro:bitに搭載されているセンサーは「明るさ」「温度」「3軸加速度」「地磁気」の4つとGPIOそして無線が使えます。
百人十色な答えが帰ってくるのがプログラミングの醍醐味ではあるのですが、本書の中では、一輪車とmicro:bitを使ったアイディアを紹介させて頂きました。
サンプルプログラムはこちら
https://makecode.microbit.org/_DDpdMPDfPTyd
0.69は一輪車の半周の長さ。単位m。円周率を習った子供(小学校5年生以上)であれば、直径を測って、計算で求めてもらうとSTEM教育のM(mathematics)に。
測定方法の図: https://cacoo.com/diagrams/Q9oymLSIwTG9RaVH/5E799
micro:bitサイトのMakeCode Editorは2020年6月からPythonでもコーディングが出来るようになりました
これからフィジカルコンピューティングを始めようとしている人の入門機としてmicro:bitは非常にハードルが低いハードウエアだと思います。本書を通じて、使う側から作る側への第一歩を踏み出す人が、一人でも多く増えて頂ければ幸いです。
(高松基広)
『micro:bitであそぼう! たのしい電子工作&プログラミング』
著者による著書のご紹介、お待ちしております
(ツクレル編集部より)技術書やテクノロジーをテーマとした書籍の著者さんからのご連絡、お待ちしております。みなさんの著書をぜひツクレルで紹介してください。
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