Leonardo AIはオーストラリアの企業が開発した無料で使用できる画像生成AIです。画像生成の機能も豊富で、最近は手書きの絵から画像を生成してくれる機能を追加されました。今回はLeonardo AIの多彩な機能を紹介していきます。
1. Leonardo AIを使うには?
こちらのURL(https://leonardo.ai/)からLeonardo AIのサイトに行くことができます。” Create an account”を押すと、EmailやGoogleアカウントなどで登録することができます。
登録した後に、ユーザーネームや興味のあるコンテンツ、また18歳以上でNSFW(性的な画像など)を閲覧するかどうかを設定します。
2. Leonardo AIで画像を生成するには?
Leonardo AIには画像生成に関する4つに機能が搭載されています。まずは一番基本となる”Image Generation”の機能で画像を生成してみます。
機能 | 内容 |
Image Generation | プロンプトから画像を生成できる |
Realtime Canvas | 描いた絵がリアルタイムで調整されて画像に変換される |
Canvas Editor | 画像をカスタマイズできる |
Texture Generation | 3Dモデルの生成 |
Leonardo AIでは毎日150クレジットが付与されます。1枚の画像を作るのに2クレジット必要なため、最大で75枚まで無料で作成可能です。以前は1クレジットで1枚作成できたようですので、今後も変更されるかもしれません。また、高画質な画像を生成したり、Leonardo AIの機能を使うと多くのクレジットが消費されるのでご注意ください。
また無料で使用する場合は生成した画像が他の人にも共有されます。Community Feedでは他の人が生成した画像を見て、生成条件やプロンプトを参考にすることもできます。
メニュー | 内容 |
Community Feed | 他の人たちが生成した画像 |
Personal Feed | 自分が生成した画像 |
Training & Datasets | 学習に使用した画像 |
Finetuned Models | ファインチューンされたモデル(アニメ、リアルな画像など) |
画像生成する際には、画像の枚数や画風など様々な調整をすることができます。今回は“pink bear wearing sunglasses”(サングラスをかけたピンクの熊)というプロンプトで、PhotoReal機能を使用してみます。PhotoReal機能をONにすると、自動的にAlchemy機能もONになります。また画像生成を1か2枚の時、使用クレジットは16になりました。3枚だと17、4枚だと20というように増えていきます。またPhoroRealではなくAlchemyだけでも同様のクレジット消費量でした。
メニュー | 内容 |
Number of images | 生成する写真の枚数 |
PhotoReal | リアルな画像にする |
Alchemy | 画風をカスタマイズ |
Prompt Magic | 適切なプロンプトになるように調整 |
Image Dimensions | 画像のサイズ |
Guidance Scale | 数字が小さいほどプロンプトの指定から外れた画像が生成される。数字が大きいとプロンプトに忠実に画像を生成する。 |
Tilling | 同じ画像を繰り返す。背景画像の生成などで使用する |
生成された画像はどちらもリアルなサングラスをかけたピンクの熊で違和感もありません。しかし、日本語で「サングラスをかけたピンクの熊」とプロンプトを入力すると全く熊ではない画像が生成されてしまいました。日本語で入力することはできますが、まだ上手く対応できないようです。
3. 手書きの絵から画像を生成するには?
次に” Realtime Canvas”という新機能を使用してみます。こちらもピンク色の熊を書くと毛並みも補正してくれたピンクの熊のぬいぐるみの画像に変換してくれました。ただし、背景の黒も色として認識されるようで、輪郭を描くだけだと上手く変換されず、きちんと色塗りをする必要がありました。またサングラスも形を書くだけでは上手く変換されなかったので、黒のサングラスであればきちんと黒で書く必要があります。生成する画像のタイプもアニメや写実的など選ぶことができるので、それによっても画像の変換は大きく変わりました。Realtimeに修正されていくので、上手くいかない時は納得がいくまで手を加えていく必要があります。
Leonardo AIは機能が豊富なため、ここで紹介したもの以外にも多くのことができます。絵をかくのが苦手な人でもAIの力を借りると、ユニークな画像を生成できます。ChatGPTと組み合わせてプロンプトを工夫したりなど、使い方も多様に考えられるため、より良い画像が生成できるように色々と試してみてください。
(文・Novusearch)