これだけたくさんの選択肢。IoT専用SIMカードまとめ

IoTは字のごとく、Internetが絡んでいます。つまりネットワーク回線が必要です。ネットワークに接続する方法は幾つかありますが、その一つがSIMを使ったモバイルネットワークの利用です。その際にはSIMカードが必要ですが、通常のスマートフォン用のネットワークでは月額5,000円以上かかってしまい、コストが高くなってしまいます。

そこで容量や速度を制限することで安価になるIoT専用SIMカードを各社がリリースしています。今回はそんなIoT専用SIMカードをまとめて紹介します。

IIJmio

一年間2400円(初期費用600円、SIM発行手数料200円)で利用できます。データ量は月間100MBまでとなっています。上りが高速な月額680円(月間3GB)、1,200円(6GB)、2,180円(12GB)も用意されています。

IIJmio IoTサービス | IIJmio

さくらのセキュアモバイルコネクト

さくらインターネットが提供するSIMで、SIMからさくらインターネットまで閉域詣でデータを送受信できます。そのため、セキュアです。1枚のSIMで3つのキャリアにつながるのも特徴です。料金は基本料がSIM1枚あたり12円、モバイルゲートウェイが4,320円(1万枚のSIMが登録可能)、データ通信料が1MBあたり6円または40円となっています。

高セキュアなIoT/M2M向けSIM「さくらのセキュアモバイルコネクト」 | さくらインターネット

BIGLOBEモバイル

月間100MBで400円から利用できます。多段階にプランを用意しており、月間300GBで15,500円という大容量のプランもあります。監視カメラなどデータ量が多い場合を想定しているようです。

IoT・M2M利用にMVNOの格安SIM | 法人向け格安SIMならBIGLOBEモバイル | BIGLOBE biz.

モバイルM2M

月間30MB、128kbpsで280円というのが最安プランとなっています。設定は管理画面から行うようになっており、通信の停止や再開なども指定できます。

IoT/M2M通信用の法人向けSIMならモバイルM2M【NTTPC】

ソラコム

一日10円、データ通信料0.2円/MBから利用できます。APIでの操作が充実しており、自社サービスの中に組み込むのも容易となっています。日本だけでなく、グローバルにもサービス展開を行っています。SIM以外のネットワーク処理、クラウド連携などのサービスも充実しています。

IoT プラットフォーム 株式会社ソラコム

NifMo

月間480円で200kbpsでの通信が可能です。夜間のみ高速化する520円/月(月間3GB)や上り特化1.1GBの500円/月など利用用途に応じて複数のプランが用意されています。

M2M・IoTのご利用|法人向け格安SIMカード・スマホのNifMo

Arcstar Universal One モバイル グローバルM2M(100円SIM)

月1MBと非常に少ない転送量ですが、月額100円で利用できます。利用できる地域も日本をはじめ世界25カ国となっており、広い範囲で利用できます。

Arcstar Universal One モバイル グローバルM2M(100円SIM) | NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま

docomo IoTスターターSIM

180日間150MBで5,000円というプリペイド型のSIMカードです。そのまま月額プランへ移動することも可能です。プリペイドなのでプロトタイプなどでの導入がしやすいでしょう。

docomo IoTスターターSIM | サービス・ソリューション | 法人のお客さま | NTTドコモ

Twilio Super SIM

一つのSIMカードで世界中のTier1事業者のネットワークに接続できます。間もなく料金が発表されるとのことです。

Twilio Super SIM | Connect IoT devices to a global network of carriers using one powerful SIM card

イプシム

固定IPアドレスが割り当てられるのが特徴となっています。IoTプランは月100MBまでで月額900円となっています。速度は450Mbpsと高速です。

固定IPアドレスMVNO「イプシム」 – グローバルIP固定割当の格安SIM

mineo

au/ドコモ/ソフトバンクそれぞれの回線を指定できます。月額500円または590円です。夜間専用プランは350円または440円と安くなっています。容量は500MBです。

M2Mアクセス | mineo法人

まとめ

たくさんのサービスが存在するのが分かってもらえたかと思います。選定の基準は様々ですが、特に大事なのは事業の継続性でしょう。万一サービスが停止した場合、遠隔地にばらまかれたデバイスに入ったSIMカードを交換する必要があります。それはとても大変なことです。安心して継続的に使えるサービス事業者を選択しましょう。

また、プランも多数用意されており、動画などを流せるように高速回線を使うもの、逆に一日一回程度の通信しかできないものもあります。IoTプロジェクトの目的に応じて最適なサービスを選択しましょう。

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