今回はそうした一風変わったプログラミング言語を紹介します。
The Brainfuck Programming Language
Brainfuckはこの手のプログラミング言語として最も有名なものです。記号のみ(>や<、+/-/./,/[/])でプログラミングするものです。仕組みとしては、ポインタ(メモリ上のアドレス)を操作して、出力するというものです。
The Brainfuck Programming Language
Pxem
ファイルサイズが0バイト(中身がない)でも動作するプログラミング言語です。ファイル名がすでにプログラムの一部になっています。 .p
や .o
、.n
といったドットと組み合わせたコマンドが用意されています。
Chicken chicken chicken
Chickenというワードと四則演算でプログラミングが組める言語です(正確にはChickenとchicken、CHICKENがあります)。関数を作ることもできます。JavaScriptインタプリタも用意されており、Webブラウザ上で実行もできます。
Chicken chicken chicken: chicken chicken
wenyan
wenyanは漢文でプログラミングできる言語です。以下は 問天地好在。
を3回出力するコードです。
他の言語への変換が可能で、JavaScript/Python/Rubyへの変換が可能です。
Piet
Pietは画像で作られたプログラミング言語です。色相と明度の変化によって、命令を実行します。文字だけでなく、色を使ってプログラミングを行うところが特徴です。一見すると現代アートのようにも見えます。
DM’s Esoteric Programming Languages – Piet
なでしこ
なでしこは2004年から開発されている歴史の長いプログラミング言語です。特徴はなんといっても日本語でプログラミングを行うことです。ひまわりという同じ日本語プログラミング言語をベースにしています。 「Welcome to Nadesiko.」と表示。
といった書き方をします。日本語なので、日本人にとっては分かりやすいでしょう。
Whitespace
Whitespaceは一見すると見えない、空白文字などを使ってプログラミングを行います。スペース、Tab、LFを組み合わせます。覚えることは多くないのですが、いかんせん何も見えないのでデバッグが相当大変でしょう。
まとめ
世の中には難解プログラミング言語と呼ばれるカテゴリがあり、まだ他にもたくさんの言語が存在します。実用性が乏しいものも多数ありますが、実験的試みとしては非常に面白いです。新しい言語を学んでみたい、遊んでみたいという時にぜひ見てみてください。
Image by Gerd Altmann from Pixabay
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