「私は森で生きます、街に住むあなたに笑って会うために」と言える私になりたい。

Hello,World!
Yuuuiです。

私は他人の感じていることを、自分の感覚とすり替えてしまうことが多々ある。そしてそれが本人の口からはっきりと聞いたわけでもないのにいつのまにか「事実」として私の中で出来上がって、一人で勝手に焦ったり悩んだりしてしまう。ぜんぶただの妄想なのに。

こういう厄介な癖は、自分の気持ちがしっかり持てている間は現れないのだが、なにか不意に気持ちが揺らぐようなことがあると簡単なことで自分の気持ちが迷子になる。

他人は他人だし、自分は自分だし、人に迷惑をかけたり傷付けたりしなければいいだけの話なのに、表情とか声色とか、いろんなものが私の中で飽和してわけがわからなくなってしまう。

誰のせいというわけでもないけれど、私はよくこの状態に陥ってしまうので、そういうときに指標になるものを持とうと思い、こんな標語をつくった。

・「あなたのことは好きだ、だけどあなたのいう「それ」はわからない」と言ってよい。

・「あなたは街で、私は森で暮らそう」。つらいときは自分の森に帰ってもよい。

・私のことを大切にしてくれる人と付き合うこと。そのために私は一緒にいて「楽しい」「嬉しい」を共有し、大事にすること。そのために努力を怠らないこと。

この(謎の)標語は以下の「もののけ姫」のセリフから着想を得てつくった。

「アシタカは好きだ。でも人間を許すことはできない。」

「それでもいい。サンは森で、私はタタラ場で暮らそう。ともに生きよう。会いに行くよ、ヤックルに乗って。」

私はもののけ姫が好きだ。公開された当時、暇さえあればビデオで何度も見ていたくらい好きだ。好きな部分はたくさんあれど、なによりも私の心を奪ったのはサンの凛とした美しさと、明快なハッピーエンドじゃないところ。見ている側に「人間とは」と問いかける終わり方が好きだった。

結局私は、人間がこわいのだ、と思う。
人間として生まれて20年以上経ってるのに、いまだに馴染めない「生きる」ってこと。美しいものだけ見て暮らしたいのに、本当も嘘もぐちゃくちゃになって、それでも笑っていなければならない世界がひどくおそろしい。正気の沙汰ではないと思う。
だから私は人を避けてしまう、のだが。
しかしこのままではいけない。孤独死はごめんだ。

生きるっていうのは、きたない、からこそ美しいんだろう。
ってすごい芸術家が言っていた気がするし、私もそう思う。

森に住んでることが悪いんじゃなくて、森から出ようとしないことで自ら世界を閉じているのだ。SNSで世界を覗いている気になっているのなら、それはただ青い鳥が持ってくる話を小屋で聞いているだけに過ぎない。

私の帰る場所は森かもしれないけど、いろんな場所に住むひとに会って、自分が行ける場所を増やしたいなと思います。

そしたらいつか、自分の住んでいる森のことを誇れる私になれると思うから。

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