AIの技術は日進月歩で進んでいますが、早く人の仕事をAIに任せていけるようになりたいものです。重要な人が行う仕事に、説明や発表のためのプレゼンテーションがあります。今回はそんなプレゼンテーションをAIに任せることができるAIツール「D-ID」をご紹介します。
1. D-IDの始め方
D-IDのサイトから“Log in”を選択します。”START FREE TRIAL”を押したくなるところですが、こちらは動画生成の手前までしか試せなかったので、アカウントを作成することをお勧めします。Google アカウントなどで簡単に作成することができます。アカウント作成は無料で行え、2024年1月時点では20クレジットが無料で配布されました
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2. D-IDで動画を作成するには?
右上にある”Create video”で動画を生成する画面に移ることができます。動画の作成画面では喋らせたいAIアバターと喋らせたい言葉を入力します。アバターの見た目とは別に声も選ぶことができます。有料のPRO版からしか使えない声も多いのでご注意ください。また多言語に対応しており、英語だけでなく日本語の文章を喋らせることができます。
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アバターには自分の好きな画像をアップロードできますし、なんとAIでアバターを作成する機能も付いています。無料版ではAIアバターの生成は15回までのようですので回数にはご注意ください。アバターはリアルな人の画像だけでなくイラストでも大丈夫なので、”サングラスをかけた紫のクマ”のアバターを生成してもらうことにしました。しかし、ほとんどの画像は”No face detected”と出てしまい使うことができませんでした。犬や猫など動物を喋らせることはできないようなので、クマそのものの画像は認識されないようです。
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唯一使うことができたアバターを用いて動画を生成してみましたが、”Failed to generate video”となってしまい動画生成には失敗してしまいました。代わりに紫のクマを抱えている人をアバターとして選択したところ、動画生成を行うことができました。
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日本語と英語の二種類の言語を喋らせてみました。日本語のイントネーションに気になるところはありますが、十分に活用できるレベルに思えます。また一度の動画生成で2クレジットが消費されました。1クレジットで15秒までの動画が作れるので動画の長さによっても異なります。今回は24秒の動画のため、30秒程度まで伸ばした動画の方がクレジットは有効活用できたことになります。
3. 価格は?
無料版では毎月5分=20クレジットが付与されます。毎日付与されるクレジットではないので注意が必要です。有料版のLiteは10分、Proは15分、Advancedは100分の動画生成ができます。またProからが商用利用化となっています。
セミナー動画や、会社紹介の動画などプレゼンテーションをさせたい機会は多くあると思いますので、D-IDを使うことで簡単にそれらの動画作成ができるようになります。特に海外対応で複数言語を話させるのが、人にやってもらうとコストが高くなりますが、AIならコストを抑えることができます。ご自身のビジネスにもぜひAI技術をご活用ください。
(文・Novusearch)