IoT化が日本産業に新たなチャンスをもたらすと言われています。物質至上主義から体験至上主義へとシフトしている社会では、ビジネスとして成功するためには、ハードウェア「モノ」からソフトウェア「サービス」に移行しつつ、付加価値を上げていかなければなりません。つまり、プロダクト自体の進化だけではなく、プロダクトを取り巻くサービスや消費者の体験などを含めた破壊的なイノベーションをおこす必要があります。 ところが、IoTを採用した生産やビジネスモデルの導入・運用に頭を悩ませている企業が未だに多いです。 投資に踏み切れていない企業が多い理由は大きく分けて二つです:
IT(IoTも含む)を導入するための、開発や運用できる人材がいない
外資系人材紹介会社Haysが行なった2017年の調査によると: 「日本は、急速な技術の進化やグローバル化などに、人材が持つスキルが追い付いていない状況で、最も人材不足が深刻なIT業界や自動車では、AI技術者やデータサイエンティスト、IoT技術者などは需要が高い一方で、スキルを満たした人材が不足した状況が続いています。IT業界以外でも様々な業界で、必要なスキルを持つ人材の確保が難しい状況が続いています。」 世界33カ国人材の需給効率調査ITの導入によってどのような効果を得られるかが分からないから
SaaS(Software as a Service)とは、開発したソフトウェアと構築したインフラをクラウドで管理・運用しながら、インターネット経由でサービスとして販売されているパッケージソリューションです。
ほとんどの企業は現在、営業、人事、会計、在庫管理業務にSaaSをよく利用しています。オンプレミス型ソフトウェアパッケージに比べて、SaaSの方が魅力は非常に多いです。一番大きいメリットは費用を節約できるからです。ハードウェアを購入しなくてもいいですし、メンテナンス、ライセンス更新、バージョンアップグレードする必要がなく、災害やセキュリティ侵害からの保護が強化されています。低費用や利便性に加えて、柔軟性やスケーラビリティというメリットもあります。